立川談笑師を初めて生で聴く

 俗に立川流四天王といわれる志の輔・談春・志らく・談笑、すでに志の輔・談春両師は生で聴く機会を得ておりますが、今日は初めての生談笑師。会場は大阪能楽会館、阪急梅田から徒歩圏ですが、普段梅田はカッパ横丁で呑む程度の小生には手強い会場でした。京都なら能楽堂と言えば大体周囲と調和したそれらしい佇まいであるわけですが、そこは大阪、環状線や幹線道路が交錯する一角にあって付近をうろうろすること10分強。入ってみると、能楽堂の舞台に向かって左側はさすがに落語の公演には不向きということで正面と右手の席が中心。それでも、開演時にはほぼ埋まっていることからして、やはり人気は全国区、期待を裏切らぬ内容で十分その実力と魅力を堪能させていただきました。
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菊六三席五回目@阿吽坊in京都

 京都高台寺の和食・阿吽坊(あうんぼ)では、東京の二つ目・古今亭菊六さんの落語会を不定期に開催してきました。店主とは古い馴染みであり、私も色々とお手伝い、昨日は数えて第五回目、心配されたお天気も何とか持ちこたえてくれました。すでに昨秋の落語協会による真打抜擢昇進の発表、今春の春風亭一之助さんの単独披露興行は多くの注目を集めています。我が菊六さんも今秋に古今亭朝太さんと二人で昇進、本当におめでたい限りです。座敷二間続きの会場は50名の定員を超えるお客様で熱気むんむん、三席たっぷり楽しんだ後、最後は「古今亭文菊」のめくりを紹介して参加者全員で一本締め。関西では菊六さん単独の会は他には無いはず、従って二つ目として関西で最後の落語会は、無事お開きとなりました。
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第19回もんぼう寄席

 西本願寺の宿・もんぼう会館を会場に、京の噺家・桂米二さんがお世話なさる落語会、毎回4席聴けてたったの1000円、数えて19回目が6月2日(土)に開催されました。これまでは徒歩もしくはバスで行っていたのですが、後のこともあって初めてクルマで。ところが、拙宅からは10分とかからぬ至近距離、しかも広大な駐車場は当然無料、次回からは可能な限り車で行くことにしましょう。今日のお目当ては笑福亭銀瓶さん、初めて生で聴いたのは2011年9月10日「第4回銀の花瓶に菊乃情」(天満天神繁昌亭)。ところが、当夜のことはブログに投稿していなかったのですね。実は菊之氶さん目当てにいったこの会ですが、銀瓶さんの古典と新作いずれも切れの良い語り口に、すっかりファンになったのでした。
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第一回米二南天二人会(2012年5月8日)

今年の我が家は文楽強化年、それに伴い京都以外の落語会は自粛しております。ただ、二代目南天襲名披露については是非とも行きたい・・・ところではありますが、何と言っても京都公演が高い! その代わりといってはなんですが、繁昌亭で開催される米二さんとの二人会に行ってきました。職場を出て阪急北千里駅発18:20の梅田行きに乗車、淡路で天下茶屋行きに乗り換えて南森町で下車したのが18:53、何とか19時前に繁昌亭着。南天さんの「青菜」が始まったところでした。場内は7〜8割程度の入り、比較的年齢層が高めで落語好きが多い印象。座席が前から5列目だったのですが、大変いい席ですね。これより前では演者を仰ぎ見るようになって座布団が見えず、場合によっては首が痛くなることもあります。いつもはぴあで購入するチケット、今回は米二師匠に直接お願いしたのでいい席にあたってラッキーでした。
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第二回桂米二一門会(2012年5月6日)

 今年の連休の仕上げは、京の噺家・桂米二さんの一門会に出かけました。二葉ちゃんの入門で可能となった一門会、第一回は今年の1月29日(日)のこと、この時はメールでの「予約第一号」の栄誉に輝いたのですが(?)、二葉ちゃんの「東の旅発端」を生で聴けて大満足。二回目の今回もよく入っていますが、おっちゃん連中のお目当てはもちろん二葉ちゃん、今回も「動物園」を熱演。二乗君には申し訳ないけど集客力は明らかに妹分の方が上、その分、噺で頑張ってほしいものです。
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噺家さんのサイトをまとめてみました

 ブログに落語会の記事を書くときなど、噺家さんの個人サイトを参照します。頻回に登場する方はブックマークしていますが、たまにしか聴かない方などのことを調べるのはちと面倒。ということで、噺家さんの個人サイトをリスト化してみようと、まずは上方編。きわめて個人的用途で作成しましたが、もし間違いなどあればご指摘ください。
 江戸の方は私が余り詳しくありませんので、必要なところから作業を始めるつもりです。

噺家Web
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桂文我上方落語選100回記念は東の旅通し

[flickr id=”6887503842″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”] 桂文我さんが主催されている「桂文我上方落語選(京都編)」が、めでたく100回を迎えられ、その記念の落語会が4月1日(日)朝から3部構成で開催されました。会場はいつもの京都府立文化芸術会館和室、私は第1部および2部を拝見しました。午前中こそ若干空席がありましたが、午後からは満杯、仲入り以外に「換気休憩」をするほどの熱気。内容は第1部が「東の旅(往路)」2部が「東の旅(復路)」、そして私は聴いていませんが第3部が「けったいな落語会」という珍品特集、大変充実した番組でした。もっとも、満員の和室でそれぞれ3時間噺に集中するというのは、出演者は交代されますが観客にとっては一種の苦行、いやぁ疲れた。次回からは200回を目指すというこの落語会、可能な限り通いたいと考えています。
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第十八回もんぼう寄席

 西本願寺の宿・聞法会館で開催される「もんぼう寄席」、京の噺家・桂米二さんがお世話される会ですが、毎回4席聴けて何と1000円! コストパフォーマンス抜群のこの会も数えて18回目、毎回300名を優に超える参加者で満員御礼、鬱陶しい天気ではありましたが本日も老若男女ならぬ老々男女が大集合、日曜午後の一時を楽しく過ごすことが出来ました。
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大阪落語碑めぐり

 珍しくツレアイが月曜日に休み、それならと企画した本日のイベントは「大阪落語碑めぐり」。上方落語に関連する顕彰碑を訪ねようと、高津宮(高倉稲荷)・生國魂神社・坐摩神社にお詣りしてきました。お昼は前から行きたかった道頓堀の今井定番のきつねうどんを初めていただきました。もっとも、私は天丼に小きつねうどんを付けていただいたのですが、お出汁が誠にけっこう。薄味で上品ではあるけれど、油揚げとの相性が抜群。天丼は海老が二匹のったところへ、タレは別の容器で好みの量をかけるという出し方、このタレもまた美味しい。添えられたたくあん二切れも並ではない、全てにバランスの取れた「馳走」であります。

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落語あれこれ

[flickr id=”6908994121″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”]
ちょうど一週間前はバレンタインデー、今年は珍しく3名の女性からチョコをいただきました。誤解されるといけませんので申し添えますが、私立女子大学に勤務しているとはいえ、この時期すでに大学は春休み、キャンパスに学生の姿は(ほとんど)ありません。したがって、女子学生からチョコをいただいた経験は皆無であります(他の教員のことは知りません)。春休みということで、新年度の準備の合間を縫って、すこしばかりブログのメンテナンス。何をしているかというと、昨年夏にCATVのチューナーを変更して以来撮りためた落語映像の整理。自分のために、目次代わりにブログのページを作ってみました。名付けて落語あれこれ、他人様にはほとんどお役に立つ内容ではありませんが、備忘録として作業を続けています。
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