上方落語とは長年の付き合いがありますが、江戸落語については長い間「偏見」があって、なかなか聴く機会がありませんでした。縁あって古今亭菊六さんの京都の会を手伝うことになったのをきっかけに、関西で時間と(お金の)都合がつけば足を運ぶように。その中で楽しみなのが柳家三三さん、はじめて聴いたのが昨年の春、そして今年の一月と七月には繁昌亭で吉弥さんとの二人会を楽しみました。これまでに聴いた演目は、五目講釈・橋場の雪・真田小僧・抜け雀・湯屋番、それぞれ楽しませていただきました。ぼそぼそと早口で喋りはじめるのですが、ネタに入れば人物の描き分けはしっかりとして崩れず、何よりも流ちょうな立て弁が素晴らしい。お馴染みのネタを特に何処をどう工夫したなどということを(あまり)客に感じさせず、それでいてしっかりとつかんで聴かせる力量は大したもの。次回の大阪独演会は来年4月18日(水)19日(木)、小遣い節約してチケットゲットしたいですね。
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桂ざこば独演会(2011年10月9日)
世間は三連休のど真ん中、天気は上々気温も上昇、あちこちで運動会の歓声が聞こえます。そんな中、大阪・サンケイホールブリーゼで開かれたざこばさんの独演会に行ってきました。JR京都駅は観光客であふれかえって、歩きにくいことこの上なし。大阪駅で下車後桜橋出口から会場までは地下街を一直線、こちらでは天気も喧噪もほとんど気にはなりません。開場5分前に会場着、幅広い年齢層の老若男女が詰めかけての盛況です。ロビーのグッズやドリンク販売は一切無視して席に着き、受付でいただいたチラシ類もまとめて座席の下、余計な誘惑を一切断ってプログラムの確認、サンケイホール初代支配人の文章に年輪を感じました。終演間際に地震発生、場内が少しざわつくことがありましたが、そのまま下げて無事閉幕。帰宅して息子に聞いてみると、地震など知らなかったとのことでした。
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第23回桂南光独演会
関西以外の方にはぴんと来ないかも知れませんが、関西に住んでいると桂南光さんのあのだみ声を聞かない日はありません。それほどメディアへの露出が多い方ですが、落語への取組も熱心です。故枝雀さんの一門を引っ張るリーダーかつ米朝事務所の常務という多忙な日々の中、京都で23回目となる独演会が昨晩開催されました。会場の京都府立文化芸術会館は固定席419席というホールとしてはほどよい大きさ、昨晩はパイプ椅子の補助席も出る大入り、結構な会でありました。ただ、「独演会」と銘打ちながら他に3人の噺家が登場するというのはちと気になるところ。もっとも、ここら辺りは事務所の常務としての配慮故かも知れません。ともあれ、今年還暦を迎えられる南光さん、ますますのご活躍をお願いかつお祈りいたします。
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志の輔らくご、初体験
立川志の輔さんはもちろん(一方的に)よく存じ上げておりますが、彼の生の高座を初めて体験することが出来ました。「志の輔らくご in 森ノ宮」と題して8月25日(木)26日(金)27日(土)の3日連続公演、運良く昨晩のチケットをゲット、満員の森ノ宮ピロティーホールで休憩なしの2時間の高座を堪能できました。立川談志が落語協会を脱退してからの弟子第1号として、談志自身が「立川流の最高傑作」と評したエピソードは有名ですが、その存在感、ステージの構成力、確かに魅力たっぷりの高座でした。今年は小三治・さん喬・談春・三三と、江戸落語のメインストリームを生で鑑賞することが出来ましたが、昨晩の志の輔体験を加えることで、今の私の関心を(ほぼ)満足することが出来ました。後は来月の繁昌亭で菊之氶丞さんを聴けば年内の江戸落語鑑賞は(多分)終了、今後は(お小遣いの限界も来ているので)近場限定に戻します。
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今さらながら、東京やなぎ句会
そもそもの発端は、5月14日(土)の柳家小三治独演会にさかのぼるのです。初めての生小三治を十分に堪能したその日、小三治師は例の長いマクラの大半を費やして、東京やなぎ句会と米朝師について語られたのでした。4月17日(日)に開催された東京やなぎ句会第501回例会に久々に米朝師が出席し、その際の「桜餅一つ残して帰りけり」という八十八(=米朝師の俳号)の句を土茶(=小三治師の俳号)が天に抜いたという話題でした。帰宅するやさっそく東京やなぎ句会の書籍を発注したのですが、その後「60歳からは俳句でツイッター」という志を(密かに)たて、暇があれば季語などを学ぶ日々が(断片的に)続いたのであります。つい先日の米朝一門夏祭りの直近になって、米朝師の米寿に先立って初の句集が出版されて早速ゲット、この数ヶ月間、落語と俳句が私の生活の主軸となっていたのであります。
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米朝一門夏祭り2011
8月5日(金)、サンケイホールブリーゼにて開催された米朝一門夏祭りに出かけてきました。旧サンケイホールには2005年7月の同じ催しに出かけていますが、新装なってからは今春の南光こごろう親子会に続いて2回目。今回は2階席の後から3列目、角度があるので舞台を観るには問題ないのですが、冷房が効きすぎて寒かった。ロビーでは夏祭りと銘打って、落語でお馴染みの「柳影」の販売などありましたが、私のお目当ては今夏東京で開催された米朝展のパンフレット、年譜と写真、それにDVDが付いて金千円也。DVDに収録されている映像は、米朝ばなし(読売テレビ、1986年1月18日)・関西偉人館(朝日放送、1997年3月22日)・佐々木裁き毎日放送、(1993年12月26日)の3本、これはお盆休みの楽しみにとっておきます。
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第四回さん喬・松喬二人会
これまでは原則として京都の落語会を中心にしていましたが、このところ大阪・神戸にも足をのばしています。理由は、東京の噺家さんを生で聴く機会を増やしたいから。昨日は、大阪市立こども文化センターで開催された「第四回さん喬・松喬二人会」へ行ってきました。柳家さん喬師は五代目小さんの弟子、高校卒業直後の入門で45年のキャリアを誇る大ベテラン、この方でもすでに試験制度のもとで真打ちになられたのですね。以前NHKで「芝浜」を観たことがありますが生で聴くのは初めて、いやぁ良かったですよ。上方では枝雀亜流の演者が落ち着きのない高座でしらけさせられることが多い今日、座布団の上で声と仕草で魅せる芸には心底感動。しかもトリが佃祭、松喬さん自身も数えるほどしか聴いたことがないとのこと、ラッキーな一夜でした。
映画・落語物語を観てきました
現役の落語家である林家しん平脚本・監督として話題になっていた映画・落語物語、やっと観にいくことが出来ました。どんな映画かというと
引っ込み思案な若者・春木真人(柳家わさび)は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、今戸家小六師匠(ピエール瀧)に弟子入り志願する。落語界では芸も地位もある小六だが、普段はノホホンとした頼りない亭主。明るくしっかり者の女房・葵(田畑智子)がいなくては、夜も日も明けぬ愛妻家だ。小六宅に住み込みで働き始めた真人は、前座・今戸家小春という名前を貰い、晴れて落語家の世界の一員となるが、そこには悲喜こもごもの出来事が待ち受けていた―。
京都では京都シネマで上映中、ただし29日(金)終映予定、まだご覧になっていない方、是非映画館でご覧ください。
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三三・吉弥ふたり会へ行ってきました
柳家三三さんが関西で聴けるときは、なるべく行こうと思っています。天満天神繁昌亭での吉弥さんとのふたり会、今年の1月27日(木)28日(金)の興行時には28日に行っていますが、今回も二日連続の二日目。座席は2階の最後列、見上げる天井には寄進者の名を記した提灯が吊されていますが、ちょうど上岡龍太郎さんと佐川満男さんのお名前の下でした。この繁昌亭、交通の便もよくてけっこうなのですが、なぜこの座席なのか。毎度のことながら、あと5cm余裕を持っていてくれたらと本当に思います。膝が前の座席につかえるし、隣の人の太ももにもあたってしまうし、場合によっては噺に集中できないこともあって興ざめ。設計された方は、どのような計算をされたのだろうかと、ついついぼやいてしまいます。
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桂米朝一門会@南座
私などにとっては南座というと敷居の高い劇場には違いありませんが、落語会となれば話は別。前回は2月19日(土)の桂塩鯛襲名披露公演、今回は昨晩の桂米朝一門会。前回同様今回も三階席、チケットは(ほぼ)完売状態でしょうね。六席たっぷりと聴いて、しかも南座で3500円、十分に満足できる一夜となりました。終了後は雨の中バスを乗り継いで帰ったのですが、遅い時間に調子に乗っての飲食はやはりいけません。今朝の体重は、恐ろしい数字となっておりました。
